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不況で多くの外食産業が低迷するなか、回転ずしが底堅い人気を集めている。
定番の「1皿税込み105円」を下回る「52円」や「90円」といった値引き
キャンペーンを各社が展開しているためだ。世界的な資源争奪戦で高騰した魚の
価格が不況で下落していることや、節約志向で「安・近・短」のレジャーが
好まれていることも追い風になっている。
「無添くら寿司(ずし)」を展開する「くらコーポレーション」(堺市)は
1日から10日まで全店で、携帯電話のメール会員に限り、サイドメニューの
ジュース(210円)を頼むと1皿105円を92円に値引きしている。
家族連れなどの反応は上々で、売り上げは平日の50~60%増しに。
ゴールデンウイークに入ってからは「夕方以降、全国に約230ある店の
半分で2時間以上、お待たせしている」(同社)という。
値引きキャンペーンは、昨年12月から断続的に実施。
昨秋から来客数が落ち込んでいたが、値下げの結果、売り上げ
客数が前年同期と比べ2割増えた店もあった。
「あきんど」と「スシロー」を展開するあきんどスシロー(大阪府吹田市)も
全国約260店すべてで月5日程度、1皿105円から90円に値下げしている。
昨年10月から一部の店で値下げしたところ、客数が最大で通常の約2倍になり
2月から全店に広げた。
かっぱ寿司を展開するカッパ・クリエイト(さいたま市)も
ほぼ全店で昼食時に1皿94円に値下げ。元気寿司(宇都宮市)
も昨年12月から毎月、一部店舗で店が指定する数品を1皿52円に
するキャンペーンを続けている。
値引きを可能にしたのは、高騰していた水産物価格の下落だ。
中国など新興国での需要増大を背景に、1キロ通常300円前後の
生ビンチョウマグロは700円超(昨年10月)に、通常600~700円の
輸入メバチマグロも800円台(昨年6~10月)に跳ね上がっていた。
しかし昨年秋以降は、世界同時不況や円高の影響で高騰前の価格水準に落ち着きつつある。
また、各社とも新メニュー開発や食材の有効活用で一層のコスト削減を進めている。
例えば、あきんどスシローではブリを切り身ではなく丸ごと買うことで仕入れコスト
を下げた。余った頭の部分は「カマ焼き」として販売している。通常ならすしネタ
として扱わない真イカのミミもメニューに。元気寿司でも、うなぎの握りに使えない
切れ端をトロロと一緒に軍艦巻きにした「うなとろ」が人気だ。
市場調査会社の富士経済の予測によると、09年の飲食・料理店全体の市場規模は
前年比1.0%減の6兆3千億円となる見通しだが
回転ずし業界は前年比4.4%増の4280億円に拡大する。
105円回転ずしで顧客が支払うお金は1人平均約千円で、ファミリーレストランと
同程度かやや高め。ただ、「豊富なメニューから選べて満足感が大きい」
(あきんどスシローの豊崎賢一副社長)ため、割安感を感じやすい面があるようだ。
各社とも「魚価下落で値下げの余裕が出てきた今のうちに、新規顧客を増やしておきたい」
(くらコーポ)との思いは強く、値引き合戦も当面、続くとみられる。
定番の「1皿税込み105円」を下回る「52円」や「90円」といった値引き
キャンペーンを各社が展開しているためだ。世界的な資源争奪戦で高騰した魚の
価格が不況で下落していることや、節約志向で「安・近・短」のレジャーが
好まれていることも追い風になっている。
「無添くら寿司(ずし)」を展開する「くらコーポレーション」(堺市)は
1日から10日まで全店で、携帯電話のメール会員に限り、サイドメニューの
ジュース(210円)を頼むと1皿105円を92円に値引きしている。
家族連れなどの反応は上々で、売り上げは平日の50~60%増しに。
ゴールデンウイークに入ってからは「夕方以降、全国に約230ある店の
半分で2時間以上、お待たせしている」(同社)という。
値引きキャンペーンは、昨年12月から断続的に実施。
昨秋から来客数が落ち込んでいたが、値下げの結果、売り上げ
客数が前年同期と比べ2割増えた店もあった。
「あきんど」と「スシロー」を展開するあきんどスシロー(大阪府吹田市)も
全国約260店すべてで月5日程度、1皿105円から90円に値下げしている。
昨年10月から一部の店で値下げしたところ、客数が最大で通常の約2倍になり
2月から全店に広げた。
かっぱ寿司を展開するカッパ・クリエイト(さいたま市)も
ほぼ全店で昼食時に1皿94円に値下げ。元気寿司(宇都宮市)
も昨年12月から毎月、一部店舗で店が指定する数品を1皿52円に
するキャンペーンを続けている。
値引きを可能にしたのは、高騰していた水産物価格の下落だ。
中国など新興国での需要増大を背景に、1キロ通常300円前後の
生ビンチョウマグロは700円超(昨年10月)に、通常600~700円の
輸入メバチマグロも800円台(昨年6~10月)に跳ね上がっていた。
しかし昨年秋以降は、世界同時不況や円高の影響で高騰前の価格水準に落ち着きつつある。
また、各社とも新メニュー開発や食材の有効活用で一層のコスト削減を進めている。
例えば、あきんどスシローではブリを切り身ではなく丸ごと買うことで仕入れコスト
を下げた。余った頭の部分は「カマ焼き」として販売している。通常ならすしネタ
として扱わない真イカのミミもメニューに。元気寿司でも、うなぎの握りに使えない
切れ端をトロロと一緒に軍艦巻きにした「うなとろ」が人気だ。
市場調査会社の富士経済の予測によると、09年の飲食・料理店全体の市場規模は
前年比1.0%減の6兆3千億円となる見通しだが
回転ずし業界は前年比4.4%増の4280億円に拡大する。
105円回転ずしで顧客が支払うお金は1人平均約千円で、ファミリーレストランと
同程度かやや高め。ただ、「豊富なメニューから選べて満足感が大きい」
(あきんどスシローの豊崎賢一副社長)ため、割安感を感じやすい面があるようだ。
各社とも「魚価下落で値下げの余裕が出てきた今のうちに、新規顧客を増やしておきたい」
(くらコーポ)との思いは強く、値引き合戦も当面、続くとみられる。
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